アコギの巨人たち(和⑫)
中島みゆき
日本を代表する女流シンガーソングライター
北海道・札幌市出身。アマチュア時代からフォーク界では名だたる存在で、コンテスト荒しの異名をとり、1975年には『アザミ嬢のララバイ』でレコードデビューを果たします。
同年のヤマハ『第10回ポピュラーソング・コンテスト』で『時代』によってグランプリを受賞して実力を世に知らしめ、その後は4つの世代でオリコンシングルチャート1位を獲得、他のアーティストへの提供曲を含めると5つの年代にわたりオリコン1位を獲得するなど、日本歌謡界で揺るぎない地位を築きました。
とにかくキャリアを通じて傑作、名曲がたくさんありすぎて選曲がタイヘンですが、アコギで弾き語る・・ということを重視して個人的にセレクトしてみました。
選曲テーマは「エール」 !元気が出ることうけあい!
アコギで弾きたい(聴きたい)中島みゆき
時代
なんといってもこの名曲をはずすことはできません。
普遍的な詩の内容は、ずっと歌い継がれてゆくことでしょう。
オフィシャルには後年のオーバーアレンジのものしかありませんでしたが、ギター一本で弾き語ったほうが伝わるような気がするのはワタシだけでしょうか・・?
わかれうた
1977年の5枚目のシングルで、初のオリコンシングルチャート1位を獲得しました。
なんでしょう、この曲を聴いていると、昔の昭和の美しい情景がふつふつとうかんでくるようです・・
悪女
1981年発表の11枚目のシングルになります。この曲もオリコン1位を獲得しています。
悪女になり切れない女性の心情を歌っていますが、歌詞とは対照的に、曲調がメジャー調で明るいというのが、悪くなりきれない自分を笑い飛ばしているようです。
アコギのストロークでジャカジャカ弾き語ってもサマになると思います。
誕生
1992年に発売された27作目のシングルです。
なんとも壮大な、人生を考えさせられる曲です。
糸
1998年に『命の別名』と両A面シングルとして発表されました。TBS系のテレビドラマ『聖者の行進』の主題歌に起用されました。
結婚式の定番ソングにもなっているとか・・
しかし、いかんせん90年代の曲なので、今となっては当時のアレンジがなんとも・・
福山雅治氏が弾き語りアルバム『魂リク』にて秀逸なアコギアレンジで弾き語っていますので、ご一聴ください!
ついにツアーからの引退宣言・・
数々の名曲を発表してきた中島さんもはや70代・・、ついにツアーからの引退を発表されました。
日本の女流シンガーソングライターではユーミンと双璧をなす大御所だけになんとも残念ですが、その美しい日本語にこだわった名曲の数々は永遠に歌い継がれていくことでしょう・・
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