マイギター列伝⑩
’97 ラリヴィー Rarrivee C-10SP
ラリヴィー(Rarrivee)とは
ラリヴィーとは
ラリヴィー(Rarrivee)社はカナダのギターブランドで、1970年代にジャン・ラリヴィー氏が創業した新興メーカーのひとつです。
木材大国カナダの地の利をいかして木材の卸業も営んでおり、下位グレードのものでも良質な木材を使用していることも有名です。(マーティンなどの有名メーカーも一部ラリヴィーから仕入れているとか・・)
マーチンやギブソンといったアメリカンギターの伝統に縛られない別路線の新しい設計、グレードの高い木材の使用、また奥様であるウェンディ・ラリヴィーさんの美しい貝のインレイが特徴で、たちまち人気を獲得しました。
私のC-10SP
品番の「C」はカッタウェイcutawayのCで、「10」はグレード名を表しています。
「10」は最高グレードで、当時はそれぞれに豪華なインレイの装飾が施されていました。
なんだか飾り物みたいで、演奏する楽器としてはどうか・・とは思いますが、近年のアメリカ工場製になってからは、特注モデルにしか入らないので、特別モデル感マシマシなポイントではあります。
なんといってもラリヴィーの特徴は、外観だけでなく内部構造が独特なことです。
普通のアコギはXブレーシングの下に斜めにトーンバーがあるのですが、それを斜めにせずに平行に設置してあります。
Spec
・トップ:シトカスプルース単板
・バック&サイド:ローズウッド単板
・ネック:マホガニー
・フィンガーボード:エボニー
・ネック幅:44mm
・チューニングペグ:シャーラー
・ブリッジ:エボニー
・弦長:450mm
・フィニッシュ:UVウレタンフィニッシュ
それではラリヴィーのサウンドを・・
かの(C.G.P.)「Certified Guitar Player」の称号を持つトミー・エマニュエル大先生のプレイでございます!
私のC-10は・・
このC-10は当時の最高級ラインなのですが、どうもこのころに塗装の変更が行われたらしく、ピカピカのUVフィニッシュと思われます。
テイラー社から技術提供を受けて、超極薄に仕上がり、紫外線照射で短時間で硬化する・・など、いいことづくめにも思われますが、どうも経年変化で角の所からはがれたりしやすいようです。
カナダも寒いところですので、気温の変化でラッカーフィニッシュのクラックに悩まされた末に採用したらしいのですが、質感としては、やっぱりウレタンの一種か・・という感じはいなめません。
マーケットの要請か、近年物のラリヴィーはどんどん普通のギターになってゆき、当初の特徴であった透明ピックガードや、Cシリーズのフローレンタインカッタウェイなどがなくなっていったので、個性的だったころのラリヴィーを味わいたっかたら、やはりカナダ時代のものを探すしかないでしょうか。
最近は中古ギターがスゴイ値上がりしていますが、マーティンやギブソンの狂った値上がりよりはおだやかな感じですので、インスト系フィンガーピッカーは探してみてもよいかもしれません。。





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