アコギの巨人たち(和①) 吉田拓郎(よしだ たくろう)

アコギの巨人たちギター

アコギの巨人たち(和①)
吉田拓郎(よしだ たくろう)

日本におけるシンガーソングライターの道を切り開いた「フォークの貴公子」

今となっては、はるかかなた昔の話となってしまった学生運動など、左翼的活動がカッコよかったあのころ、フォーク音楽は反戦歌など、理念的なもので、その手の歌は決して商業的活動とは相いれない、あくまでアングラ(アンダーグラウンド)的なものだったそうです。

しかし、吉田拓郎はそういった風潮とは別に、自分の歌いたい事柄を歌う、売れ線もまたよしといったスタンスで活動した結果、現在では信じられませんが、コンサートで「帰れ」コールを浴びることなど、日常的にあったようです。(当時の若者はアツかったんだなぁ・・)

当時の歌謡界は、曲は作家陣が作成して、歌手はあくまで歌い手・・といったスタイルだったのですが、フォーク出身で自作自演の、見た目はそこら辺にいる青年が受け入れられるわけもなく、そういったスタイルのアーティストは長らくテレビには出演しないということが暗黙の了解になっていったのでした。

アコギで弾きたい(聴きたい)吉田拓郎

今日までそして明日から

デビューアルバム『青春の詩』より

いきなり、「わたしは今日まで生きてみました~♪」
とはじまり、当時20歳そこそこの若者が、えらい哲学的なことを考えていたんだなあ・・
と恐縮しきりです。

当時の若者の合言葉として、「30歳以上の人を信用するな」というものがあったらしくて、なんでそこまで大人のことが信用できなかったんでしょうか・・?
その当時の若者もいまや70代になり、その信用できなかった大人になってしまった自分に何をおもうのでしょうか・・

青春の詩

どこか、同年代の青年の生きざまを笑い飛ばすような、共感するような・・
中間の「ジュリー!ショーケーン!」がユニークです。自由に替え歌にして歌いましょう。
う~ん、青春っていったいなんなんでしょうねえ・・

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1 春だったね
2 せんこう花火
3 加川良の手紙
4 親切
5 夏休み
6
7 たどり着いたらいつも雨降り
8 高円寺
9 こっちを向いてくれ
10 まにあうかもしれない
11 リンゴ
12 また会おう
13 旅の宿
14 祭のあと
15 ガラスの言葉

1972年発表のオリジナルアルバムです。
なんとも1曲で切り取ることができないくらい、コンセプトアルバムのような出来栄えです。基本のほとんどを石川鷹彦氏のプライベートスタジオで録音されたといわれており、そんなところもこの完成度につながったのでしょうか・・

セールスも好調で、アルバムとしても、シングルとしても『旅の宿』がオリコンチャートで1位を記録しました。

『高円寺』、『リンゴ』なんかも、石川鷹彦氏のアコギがカッコいいです!

落陽

拓郎といえば落陽!ってことで・・
言わずと知れた代表曲です。アコギ一本で弾き語ってもサマになる曲だと思います。
作詞は数々の名曲を共作してきた岡本おさみ氏です。

吉田拓郎の作品は、基本ギターで作られているせいか、コード進行が簡単なものが多く、キーもそんなに高くないので弾き語りにピッタリです。

人生を語らず

人生を語らず・・といいながら結局語ってしまう・・
現在の拓郎氏はまさしく人生を語るにふさわしい歳になりました。

当サイトでは基本オフィシャルなものしか紹介したくないのですが、あまりに感動的なのであげてしまいました。

この曲はなんと、シン・エヴァンゲリオン劇場版の劇中でも歌われており、若い世代にも歌い継がれているのか・・と感慨ぶかいものがありました。よい曲は世代をこえて歌い継がれますね。

明日に向かって走れ

吉田拓郎は、1975年に井上陽水、泉谷しげる、小室等と共にアーティストの手になる初めてのレコード会社『フォーライフ・レコード』を設立します。

その第一弾の同名アルバムのなかに収められ、11枚目のシングルとして発表されています。まるで当時の意気込みが込められているかのようです。

なんと、『LIFE』はベストアルバムとしてオススメだったのですが、もはや配信のみになっているようで・・時代でしょうか・・

テレビ「LOVE LOVEあいしてる」後・・

「LOVE LOVEあいしてる」は、フジテレビ系列で1996年から5年ほど放映していたバラエティ音楽番組です。

ホスト役はまだCDデビューもしていないジャニーズのKinki Kidsなる青年(少年?)で、あの吉田拓郎がKinki Kidsや篠原ともえにイジられる・・といった様相を呈したため、当時は物議をかもしました・・

実は、自分も当時は吉田拓郎など、気難しそうな、もはや前時代的なフォークの人・・といった認識だったのですが、テレビで拝見したら、気さくなオジサンな感じで、あまりのイメージの違いにビックリいたしました。

「LOVE LOVE ALL STARS」なるバンドまで結成(武部聡志、高中正義、中川雅也の各氏を招聘した…!)し、リメイクベスト版まで発表しました。

私は、私的にこの50代からの、自然体の拓郎氏が好きなんです。

ついに引退宣言…

日本のポピュラー・ミュージックを牽引してきた吉田拓郎氏でしたが、2023年をもって音楽活動からの引退を宣言されました。

思うに、天才の仕事って、その後のフォロワー達がたくさん模倣、発展させるので、いかにもフツーに感じるのですが、あの字余り歌唱といい、新しい常識を生み出すってのはスゴいことだと思います。

 

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