アコギの巨人たち(洋⑨)ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)ツェッペリンはハードロックだけじゃない?

アコギの巨人たちギター

アコギの巨人たち(洋⑨)
ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)
Jimmy Page(Led Zeppelin)

スーパーバンド、レッド・ツェッペリンのリーダーにしてプロデューサー

アコギとジミー・ペイジ・・・レッド・ツェッペリンって、ハードロックじゃないのか?

と思ったアナタは、半分正解で半分不正解・・

ビートルズと入れ替わるように、70年代最強バンドとして君臨したレッド・ツェッペリンは、そのアヤしいイメージと共に、ハードロック・ヘヴィメタルの始祖と語られることが多いのですが、そういったヘヴィなサウンドはあくまでも一部分であり、全作品を通して聴いてみると、様々なアプローチで、アコースティックサウンドも重要な部分を担っていることがわかります。

世界3大ギタリストの一人、ジミー・ペイジ

世界3大ギタリストといえば、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの3人を指していますが、この3人は、かつてヤードバーズというバンドに在籍していたことからひとくくりに語られており、「なんとか三大~」が大好きな日本人が作り上げたもので、海外では全く認知されていないらしいです・・💦

しかし、一つのバンドからこれだけのビッグネームを輩出したのもスゴいことで、レッド・ツェッペリンはヤードバースを元に誕生しており、初期の活動では「ニュー・ヤードバーズ」を名乗っていたこともあったようです。

アコギで弾きたい(聴きたい)ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)

天国への階段 Stairway To Heaven

やはり、レッド・ツェッペリンといえばこの曲を紹介しないわけにはいかないでしょう・・
このAmコードのハイポジションからルート音とトップ音を動かしていくアルペジオは非常に有名で、ギターの試奏で皆がこれを弾くので、「天国への階段禁止」と張り紙をしたギターショップがあったとか・・💦(ホントなのか?)

ただ、弾き語るとなると、ヴォーカリストが世界最強クラスのロバート・プラントなので、音域・声質ともに、つらいことになりますが・・

曲は8分と長く、3部構成になっており、第1部がアコースティックパートで、アコースティックギターとリコーダーで静かに始まり、徐々にテンポを上げて、12弦ギターのストロークで第3部のエレキのギターソロに突入、最後はラウドに・・
と大変ドラマティックな構成になっています。

曲については、クラシックのあの大指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン「天国の階段は構成、アレンジなど、言うことがないほど完成されている・・」と賞賛したとか

ジミー・ペイジは「弾く実力」としては、時として(?)な面もあるのですが、あのツェッペリンの曲の大多数を書いて、なおかつプロデュースまでしているので、総合的な実力はやはりスーパーギタリストでしょう!

なお、この曲を逆回転で回して聴くと(当時はレコードなので・・)、悪魔崇拝のメッセージが聴こえるとか・・(よい子はマネしないように!
これは、実際にペイジが黒魔術師アレイスター・クロウリーの屋敷を購入して、黒魔術を実践したり・・といった神秘的なイメージが常について回ったためです。

カリフォルニア Going to California

4枚目のアルバム、『・・・』より

このアルバムは便宜上、LedZeppelinⅣとか呼ばれているのですが、前作の『Ⅲ』が激しい批判にさらされたため、今度のアルバムは全くの無題で・・という暴挙に出たのでした!

前作のアコースティックな面が受け入れられなかったにもかかわらず、この曲はジョン・ポール・ジョーンズのマンドリンも印象的な美しい曲に仕上がっています。

いや~、ツェッペリンは奥が深いですね~

Led ZeppelinⅣ

Led ZeppelinⅣ

『Rock And Roll』『Stairway To Heaven』収録の歴史的名盤!
アルバムジャケットには、タイトルはおろか、バンド名すらないという・・
便宜上、『Led ZeppelinⅣ』と呼ばれています。

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ブラック・マウンテン・サイド Black Mountain Side

記念すべきデビューアルバム、『Led Zeppelin』に収録されています。

ジミー・ペイジはオープン・チューニングを多用することで知られており、この曲はD-A-D-G-A-D(ダッドガッド)の順にチューニングされています。
ペイジはこのチューニングがお気に入りで・・っというのをインタビューで読んだことがあります。

実は、元ネタはバート・ヤンシュの『Down by Blackwaterside』といわれています。

その昔、日本が誇るスーパーギタリスト、Char氏は、この曲がオープンチューニングであることがわからず、レギュラーチューニングでコピーに挑戦していたとか・・💦

ジミー・ペイジ、エレキだと無茶苦茶なプレイになることが多いんだけど、アコースティックは上手いんだよなぁ・・

Led Zeppelin

Led Zeppelin

記念すべきデビューアルバム!
全曲のレコーディングをわずか9日間、30時間で終了させたという伝説があります。


スノウドニアの小屋 Bron-Y-Aur Stomp

最もアコースティックサイドが強くて、発表当時は物議をかもしたというサードアルバム『LedZeppelinⅢ』より。

チューニングはオープンG(D-G-D-G-B-D)で、ケルト音楽にも造詣が深いペイジのプレイが聴けます。

Led Zeppelin III

Led Zeppelin III

『移民の歌』も収録。ツェッペリンのアコースティックサイドを聴きたい方はぜひ!

丘のむこうに Over the Hills and Far Away

5枚目のアルバム、『聖なる館』収録

昔から、このイントロのアルペジオ&ストロークが好きだったんです。
イントロだけならすぐに弾けるんですが、いつものごとく、途中からヘヴィサウンドになるので・・
ま、それがまたカッコいいんですが。

レイン・ソング The Rain Song

同じく、『聖なる館』より。

オープンGsus4チューニング(D-G-C-G-C-D)の独特な響きのアコギのストロークで始まります。

ま、ツェッペリンはロバート・プラントが歌うと、なんでもツェッペリンになりますね・・当たり前ですが・・💦強烈な個性です。

Led Zeppelin 聖なる館

Led Zeppelin 聖なる館

発表当時、このジャケットが小児ポルノにみえるということで物議をかもしたらしく・・


ジミー・ペイジのギター

昔、あのジミー・ペイジが膝の上くらいまでギブソンのレスポール(本物の59年物)を下げて弾いているのにあこがれてオービル・バイ・ギブソン(国産ギブソン)を買ってしまったものでしたが、なんとも弾きづらく、ソッコーで断念しました。

実は、デビューアルバムはテレキャスターでレコーディングされたらしいのですが、B級ギターを愛好することでも知られており、ダン・エレクトロ(当時の通販ギター)などを愛用していたりします。

アコギに関しては、かの『天国への階段』はハーモニーというメーカーのソブリンというギターでレコーディングされたってのが有名ですが、当時はいいピックアップがなかったこともあり、さらには曲後半にエレキに持ち替えることも考慮して、ダブルネックのギブソンEDS-1275(これもトレードマーク!)で代用することが多かったようです。

近年は白髪のおじいちゃんになって哲学者的な風貌になり、もっぱらツェッペリン作品のリマスターなどにいそしんでいるようですが、もう少し新作のほうも頑張ってほしいものです・・

 

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