ギターのナットを本象牙で作成する!
ナットを自作して交換する
先日、ハードオフにてお救いしたモーリスのMD-811ですが、どうにも弦間がせまくて弾きづらい(国産ギターに多い傾向)ので、一発奮起して自作して交換してみることに。
いつもは、信頼できるリペアマンに依頼しているのですが、納期が結構かかるので、そんなに高いギターでもないので、失敗覚悟でやってみることに!
ナットの素材
ナットの素材としては、一般的なものは
・牛骨
・TASQ(タスク・人工象牙)
・プラスチック
・グラファイト
・ブラス
などがあげられますが、現在アコースティックギターのナットとしては、ほとんど牛骨かタスクだと思います。
かつての高級ギターは象牙で作成していたようですが、ワシントン条約により、流通が厳しく制限されており、入手が大変困難になっております。
しかし、実家にて祖父が使っていてもう使用していない本象牙と書かれたハンコを発見!塩でお清めして、ありがたくナットにさせていただくことにしました。
何とかリューターやのこぎりを使用して、ナット形状に切り出し、小型ベルトサンダーで平面を出していきます。
ある程度整形できたら、あとは細かく形を調整していきます。
このギターは、オールドマーティン風に、サドルの底面がナナメになっているタイプなので、結構時間がかかりました。
ナットやサドルの底面を出すときは、厚手のガラスの上か、鏡の上が平らなので、おススメです。
そして、弦溝切り
そして、最大の難関、弦溝切りです!
このギターはナット幅43mmなので、親指で6弦を押さえやすくなるよう、全体を6弦に寄せつつ、限界まで弦間を広く取ります。
他の43mmナットのギターで弾きやすいものからスチュマック社の専用定規を使って設定を移します。(間隔さえ合っていれば、計算して均等に印をつければOK)
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ナットの溝については、いろいろな意見がありますが、新岡氏の解説を参考に切ってみました
とりあえず、完成!
弦の溝切りは、しばらく弾きながら調整していきますが、量産ギターでは、ただ出来合いのナットを取り付けてオシマイって感じで、低音弦が溝に埋まっているものがほとんどですが、こうして半分くらい乗っけるようにすると、音が解放されたようなカンジになります。
新しいギターを購入するときも、ナットやサドルの設定を観察すると、メーカーごとの特徴が見えてきたりします。
正直、象牙がよかったのか?といわれると、あんまり牛コツと変わりないようなカンジもしますが、ナットやサドルは、失敗してもまた元に戻せるので、いろいろ変更しながら音の変化を探求するのもまた楽しみではないでしょうか。










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