フラットピックについて
ギターの弦は何で弾くのか
古来、ギターの弦は動物の腸から作られたガット弦が張られており、推察するにテンションもそんなには高くなかったと思われます。後にガット弦(今でもあるみたいです)はナイロン素材に置き換わっていきますが、その後さらなる音量の大きさを求めて鉄弦を張ったギターが登場しました。
おおまかに、
ガット・ナイロン弦を張ったギターは指(爪)弾きが多く、
鉄弦のアコースティックギターは指(爪)弾き、ピックなど併用、
エレキギターではほとんどピックで弾くといったカンジです。
ピックあれこれ
ピックを選ぶ要素
ピックを選ぶときは、ひたすら楽器店でさわってみて、素材感や仕上げ、シェイプを吟味するのですが、だいたいプラスチック系の素材で作られているため、新しい素材が開発されるたびにピックの種類もどんどん増殖していくという有様で、今では一枚500円を超すような高級ピックまであるほどです。
形状としては大まかに上段のいわゆるティアドロップ系、
下段のおにぎり(三角)型を選択される方が多いようです。
素材はナイロン、ポリ、アクリル、プラ、とにかく石油系の複合素材が出るたびに試されて市場に出てまいります。
エレキ時代は・・
ワタシはメタル・ハードロック全盛の80年代にエレキからギターを始めたもので、当時はエレキしかギターじゃないよ・・みたいな感じでした。(アコースティックやナイロン弦ギターは曲の彩り)
当然ピックで弾くのがアタリマエ・・な感じでしたのでいろいろと試すワケなのですが、エレキギターの弦は0.009からのセットがライトゲージで、さらに当時のメタル系は半音落としのチューニングをするのが一般的だったので、弦のテンションは結構緩いワケです。
エレキ専門でやってた時は
④のJIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / DELRIN 500 Standard/0.96
が気に入ってたのですが、
⑤のHEACO(ハーコかと思ってたら、ヘルコと読むそうです)のナイロンは、かのジミー・ペイジ師匠が愛用とかで、たまに浮気してました。
④のJIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / DELRIN 500 Standard/0.96
さすがにピックは一枚100円以下なので通販ではセット売りですね・・
アコギ弾きになって
アコースティックに移行してからは、やっぱりマーティンだ!ってことで
①のべっこう柄などを使うわけですが、流石にギブソン弾くのにマーティンピックじゃまずかろう・・とかいらないことを考えてしまい・・(*_*;
機能面に焦点を当てれば、
③の表面にザラザラの滑らない加工をしたもの(こっちはフェルナンデス!)や最近登場の②MASTER8JAPAN(池田工業さんのブランドだそうです。ロゴが滑り止めになってる!)などがあって、昔からですが目移りしまくりです。
ハードなストロークには「おにぎり」?
しかし、アコースティックギターは、歌物の伴奏が多いわけで(ソロギターはあきらめました・・)、必然的にアルペジオ系は指弾き、ストロークはピックと使い分けることもあって、ハードなストロークにはピックが大きくないと頼りない・・ってことで、エレキ時代には手を出さなかったおにぎり型(三角型とも言う?)を使うようになりました。
⑥のダンロップ トライ スタビ―はひたすら剛性重視・・てな感じで、素材もアクリル系で厚みも2mmあってビクともしない感じです。
⑦は先ほどのMASTER8JAPANの三角型、
⑧は滑り止めが穴&ザラザラの複合系のkusakusa88(なんて読むんだろう・・・?)です。
けっこうこったすべり止め加工です。穴&ギザギザ!
とにかく試しまくる・・
ピックに関しては、弦のゲージ、またプレイヤーのタッチ、手触り等、繊細な条件が重なりますので、ひたすらトライ&エラーを繰り返すしかありません。
憧れのあの人のモデルを試すのも良し、変わり種を試すのも良し、特に決まりは何もありません。
かのジミ・ヘンドリックスは歯で弾いてましたし、ポールギルバートに至ってはマキタのドリルです!
クイーンのブライアン・メイは6ペンスコインで弾いているのが有名で、そんなにいいのかと思って、ワタシも10円玉でチャレンジしましたが、スゲー弾きにくかったです。
なくなるピック
また、とにかくピックは小さいもので、すぐにポケットの中に入れっぱなしだったり、ギターケースの中に置き去りになったり、スタジオに忘れたり、ステージで投げたりと、とにかく無くなります。
ひたすら買いまくるというのも手ではありますが、なんとかならないでしょうか・・
いろんな小物も衝動買いしてしまいます・・(*´Д`)
ま、ステージでオーディエンスからピックを欲しがられるようになってみたいものですね!
精進、精進・・
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